ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルテミシア2世」の意味・わかりやすい解説
アルテミシア2世
アルテミシアにせい
Artemisia II
[没]前350頃
トルコ南東部にあったカリア王国の女王。前 353/2年に兄でもあった夫のマウソロスの死後,その跡を継いで王位についた。夫の着手した霊廟マウソレイオンを完成させたが,これは世界の七不思議の1つとされ,大墳墓建造物の語源となった。また植物学,薬学に造詣深く,植物の属アルテミシア (ヨモギ属) は彼女に由来する。
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