日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルバ・ユーリア」の意味・わかりやすい解説 アルバ・ユーリアあるばゆーりあAlba Iulia ルーマニア中部、アルバ県の県都。トランシルバニア台地西部にあり、人口6万6369(2002)。鉱山機械、陶磁器、食品工業がある。古い町で、ダキア時代の政治の中心地。16~17世紀には文化や宗教の中心地でもあった。1918年、国民会議が開催され、トランシルバニア全域とルーマニアとの統一宣言が発せられた地である。ダキア時代の要塞(ようさい)「アポウロン」や、13世紀のロマネスク様式のカトリック寺院が残る。[佐々田誠之助][参照項目] | ダキア | トランシルバニア 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルバ・ユーリア」の意味・わかりやすい解説 アルバユーリアAlba-Iulia ルーマニア中西部,アルバ県 (面積 6231km2。人口 41万 4200〈1992推計〉) の県都。トランシルバニア地方の最古の町の一つで,郊外には古代ダキアの町の遺跡がある。 16~17世紀には,トランシルバニア公国の首都。 1599年ルーマニア全土を統一したミハイ勇敢公はここで統一を宣言し,オーストリア=ハンガリー帝国時代には,ルーマニア人の文化運動,民族運動の中心地となった。トランシルバニアとルーマニア王国との統一も 1918年ここでの大集会で宣言された。歴史博物館,13世紀に建てられたカトリック聖堂がある。建設資材,機械などの工業が,第2次世界大戦後に発展した。人口7万 1254 (1992推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by