20世紀西洋人名事典 「アルフレッドシュルツ」の解説
アルフレッド シュルツ
Alfred Schultz
1899 - 1959
社会学者,哲学者,銀行家。
元・ニュー・スクール・フォア・ソーシャル・リサーチ大学院教授。
ウィーン生まれ。
ウィーン大学でハンス・セルゼンらに法律学と社会諸科学を学ぶ。在学時にフッサールの業績に深い関心を抱き、フッサールの死まで交流が続いた。ヒトラーのオーストリア占領に伴い、パリに移住し、1839年米国に亡命した。’43年からニュー・スクール・フォア・ソーシャル・リサーチの大学院で教鞭をとる。国際現象学会の設立に参加し、「哲学と現象学的リサーチ」の編集にも携わった。研究者と銀行家を両立させた。在世時の唯一の著作として「社会的世界の意味構成」(’32年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報