20世紀西洋人名事典 「アルフレッドランデ」の解説
アルフレッド ランデ
Alfred Landé
1888.12.13 - 1975
米国の物理学者。
元・オハイオ州立大学教授。
エルバーフェルト(ドイツ)生まれ。
ミュンヘン大学などで学び、1914年ミュンヘン大学で博士号を取得。’19年フランクフルト・アム・マイン大学講師。’22年チュービンゲン大学準教授、’31年オハイオ州立大学の理論物理学教授。主として分光学理論を研究し、多重スペクトル線に関する「ランデの間隔規則」(’23年)、ゼーマン効果の研究において「ランデのg公式」(’21年)を発見。原子におけるスピン軌道の相互作用を明らかにし、原子・分子の電子構造の研究の発展に寄与。g因子は磁気共鳴で測定されるところから固体物理学の発展にも深く関わっている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報