アレクサンドルファデーエフ(その他表記)Aleksandr Aleksandrovich Fadeev

20世紀西洋人名事典 の解説

アレクサンドル ファデーエフ
Aleksandr Aleksandrovich Fadeev


1901.12.24 - 1956.5.13
ソ連の小説家。
トベリ県生まれ。
少年時代から極東の革命闘争に加わり、体験を描いた「流れに抗して」(1923年)、中編「氾濫」(’24年)で文壇デビューし、’27年革命の事業への確信を訴えた「壊滅」で一躍ソビエト文学の第一人者となる。ソ連作家同盟の設立後は、社会主義リアリズムの理論づけや文学行政面で腕を振るうが、作家としては大成せず、「ウデゲ族の最後の者」(’29〜36年)は未完に終わり、最後の長編鉄鋼」も中途で挫折する。文学官僚の代表とされた責任感によりアルコール中毒の後、自殺する。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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