20世紀西洋人名事典 「アントワーヌペブスナー」の解説
アントワーヌ ペブスナー
Antoine Pevsner
1886.1.18 - 1962.4.14
フランスの彫刻家。
ロシア出身。
本名Natan Abramovich Pevzner。
キエフで絵を学び、1911年パリに出てキュビスムの影響を受けるが、弟ガボに刺激され彫刻へ移る。’17年モスクワに戻り美術アカデミーの教授を務め、構成主義運動に共鳴、金属やプラスティックによる構成的作品を制作。’20年弟と「リアリズム宣言」を発表、’23年パリに亡命、’30年フランスに帰化。グループ「抽象・創造」に参加、西ヨーロッパにおける構成主義の代表的彫刻家と目される。’42年「展開された円柱」(ニューヨーク近代美術館)、’47年「力学的構成」(パリ国立近代美術館)等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報