20世紀西洋人名事典 「アントンディフリング」の解説
アントン ディフリング
Anton Diffring
1918.10.20 - 1989.7
俳優。
ドイツのコブレンツ生まれ。
ウィーンで演技の基礎を身につけ、ベルリンの演劇アカデミーで学んだ。舞台俳優として活躍し、’47年にブロードウェイに進出した。以降アメリカ、フランス、ドイツの作品に多数出演している。ユダヤ系の風貌を持ち、多くの役柄はドイツ軍の士官やナチの党員で、戦争映画の常連となった。’72〜’73年にはテレビの「Assignment Vienna」のレギュラーを務めた。主な作品に「赤いベレー」(’53年)、「ブルー・マックス」(’66年)、「勝利への脱出」(’81年)、「ワーグナーとコジマ」(’87年)など多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報