20世紀西洋人名事典 「アントンメンガー」の解説
アントン メンガー
Anton Menger
1841 - 1906
オーストリアの法学者。
元・ウィーン大学正教授,元・ウィーン大学総長。
ガリツィア生まれ。
クラカウ大学やウィーン大学で学び、弁護士を経て、1872年ウィーン大学私講師となり、員外教授を務める。1877年ウィーン大学正教授を経て、ウィーン大学総長となる。立法的改革を通じての平和的な社会主義の実現を説き、生存権・労働権・全労働収益権の確立を提唱する。法曹社会主義の提唱者で、経済学におけるオーストリア学派の創始者カール・メンガーの弟である。著書に「労働全収権史論」(1886年)、「法学の社会的使命」(1895年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報