20世紀西洋人名事典 「アンドレイプラトーノフ」の解説
アンドレイ プラトーノフ
Andrei Platonovich Platonov
1899.9.1 - 1951.1.5
ソ連の小説家。
ボロネジ生まれ。
ボロネジの工芸学校卒業後、電気技師をしながら文筆活動を続け、1927年短編集「エピファーニの水門」で文壇デビュー。’28年「秘められた人間」で文名を確立。’29年「疑惑をいだいたマカール」、’31年「ためになるなら」等で権力に酔うプロレタリアートを風刺的に描き沈黙を強いられる。戦時中従軍記者として活躍、戦後’46年「帰還」で再び激しく批判され、二度と文壇に復帰せず結核で死亡。60年代に再評価され「土台穴」(’69年初版)、「チェベングール」(’72年初版)がパリやロンドンで出版。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報