20世紀西洋人名事典 「アンドレサルモン」の解説
アンドレ サルモン
André Salmon
1881.10.4 - 1969.3.12
フランスの詩人,小説家,美術評論家。
パリ生まれ。
若い頃度々旅行し、単身ロシアに滞在し、しばらくフランス大使館の事務所にいた。1903年パリに帰り雑誌に詩作を発表し、「プチ・パリジャン」の記者となった。アポリネール、ピカソらと交友し、キュビスムの活動に参加する一方で雑誌「イソップの饗宴」「詩と散文」を刊行した。初めは幻想的詩人と目されたがロシア革命以降は人類愛をうたう叙事詩に転じた。主な作品に詩集「信ずること」(’26年)、小説「優しい仲間たち」(’13年)などがあり、その他美術評論、時評、回想記なども多い。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報