20世紀西洋人名事典 「アンナ・ドノワイユ」の解説
アンナ・ド ノワイユ
Anna De Noailles
1876 - 1933
フランスの詩人,小説家。
パリ生まれ。
別名ノアイユ夫人,comtesse Mathieu de princesse Brancovan Anna Noailles。
ルーマニアの貴族の家に生まれる。愛、自然、死を主題とした情感あふれる作品を書き、「ロマン派最後の詩人」と評された。社交界でも活躍し、そのサロンには多くの文人や政治家が集まり、20世紀初頭のフランス文壇に多くの影響を与えた。処女詩集「百千の心」(1901年)でアカデミー・フランセーズ賞を受賞している。他の作品に詩集「生者と死者」(’13年)、「永遠の力」(’20年)、小説「新しい希望」(’03年)、「支配」(’05年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報