日本大百科全書(ニッポニカ) 「アーチェリーの用語」の意味・わかりやすい解説
アーチェリーの用語
あーちぇりーのようご
アーチャー archer
弓を射る人。
アームガード arm guard
小手当て。
アンカー anchor
リリースに至るまで引き込んだときの引き手の位置。
インナーテン inner10
ターゲット・アーチェリーで、標的の中心の10点部分のさらに内側に設けられる、もうひとつ小さな輪。得点は10点であるが、点数が並んだ場合はinner10に的中した数で勝者が決まる。
ウェイティング・ライン waiting line
待機線。
エー・ジェー・エー・エフ AJAF
全日本アーチェリー連盟All Japan Archery Federationの略称。
エンド end
一度に3射または6射をまとめて行射するのを1回として、その回数のこと。
キャデット cadet
17歳以下の年齢区分。
クィーバー quiver
矢入れ。
グラウンド・クィーバー ground quiver
地面に立てる矢入れ。
クリッカー clicker
矢を一定の長さで引くための用具。
クレスト crest
矢に書き込むリング状の目印。
コンパウンド compound
リムの先端に滑車がつくことで、引き重量が軽くなる弓。
サイト sight
照準器。
シュートオフ shoot off
全セット終了時点で同点の場合、勝者を決定するために行われる試合方式。選手またはチーム全員が1射ずつ行射し、得点に差がついた時点で勝敗が決まる。
ショット shot
射、行射すること。
スタビライザー stabilizer
弓に取り付けられた安定器。
スパイン spine
矢の硬性、たわみ量。矢の中央を基準に28インチ(71センチメートル)離れた2点で支え、中央に1.94ポンド(880グラム)の重さをかけたときのたわみ量をインチで表した数値。
センター・スポット center spot
フィールド・アーチェリー用の標的の中心。
ターゲット・フェース target face
的紙。
ダブリュー・エー WA
世界アーチェリー連盟World Archeryの略称。1931年設立当時は国際アーチェリー連盟Fédération Internationale de Tir à l'Arc(FITA)。2012年4月に名称変更。加盟国数は162か国(2017)。本部はスイスのローザンヌ。
チェストガード chestguard
胸当て。
ドロー draw
弓を引くこと。ドローイングdrawingは、セットアップされた弓を左手(押し手)と右手(引き手)で均等に引き分ける動作。
ノッキング・ポイント nocking point
矢を弦につがえる場所。
ハイ・アンカー high anchor
引き手をほおの一部に固定する射法。
バック back
弓の背。
バットレス buttress
標的をつけるためのマット。
フェザー feather
矢羽根。
フォロースルー follow through
矢を射ったあとしばらくそのままの姿勢を保つこと。
ベア・シューティング bare shooting
サイトなどの使用を禁じた裸弓射法。
ベアボウ bare bow
リカーブと同じ弓。一部を除き、アクセサリーをつけず単純な状態にしてフィールド・アーチェリーで使用。
ポイント・オブ・エイム point of aim
矢先で照準点をねらう方法。
ポスト post
フィールド・アーチェリーでの発射位置。
ホールディング holding
弓をいっぱいに引き、そのまま保つこと。
マスターズ masters
50歳以上の年齢区分。
ラウンド round
フィールド・アーチェリーでは、一つのユニットを2回りして1ラウンドという。ターゲット・アーチェリーでは、1ラウンド144本を行射してシングルラウンド、それを2回りしてダブルラウンドとなる。
リカーブ recurve
リムの先端が逆反りした弓。通常はサイトなどの付属品を使用。
リム limb
弓のハンドルと弦をつなぐ部分。
リリース release
矢の離れ。
レンジ range
練習射場。
ロー・アンカー low anchor
あごの下に引き手の人差し指を固定する射法。