デジタル大辞泉 「マスターズ」の意味・読み・例文・類語
マスターズ(Masters)
2 国際的なスポーツ大会の一。参加資格は原則として30歳以上。4年に1回、IMGA(国際マスターズゲームズ協会)の主催で行われる。第1回は1985年にカナダのトロントで開催。ワールドマスターズゲームズ。
男子ツアーでは四大大会に次ぐ格付けでモンテカルロのほかにマドリードやパリなどの年間9大会が行われる。優勝者には千点が与えられ、有力選手が顔をそろえる。マスターズの下に「500」や「250」の格付けの大会がある。女子のツアーでは四大大会に次ぐ規模で年間4大会のみの「プレミアマンダトリー」がある。(共同)
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アメリカの詩人。カンザス州に生まれ,イリノイ州で育った。父の法律事務所で法律を勉強し弁護士を開業したが,独学で古典語を研究し,詩人となった。詩集としては1915年の《スプーン・リバー詞華集》(1916改訂版)が有名である。この詞華集は,中西部の架空の小さな町を背景にして,243名の死者がそれぞれの墓から,生前の生活の本質的な特徴を秘密も含めて語るという趣向になっている。これらのいわば墓碑銘が物語る主人公の中には,敬虔なキリスト教徒もいれば,無神論者や売春婦もいるといったぐあいで,それぞれの人生を,ときにリアリスティックな言葉で,またときに高度な隠喩を盛ったスタイルでつづりながら,人生の普遍的なさまざまな面を描き出している。しかし,シャーウッド・アンダーソンにも影響を与えたこの詩人も,この詞華集と《人間リンカン伝》(1931)を除いて,ほかの著作は失敗とみなされた。
執筆者:徳永 暢三
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アメリカの詩人。最初法律を学びシカゴで弁護士を開業したが、文学への情熱は絶ちがたく、独学でラテン語、ギリシア語を学び、哲学やイギリス文学に親しみ、そして1898年には最初の詩集を出版した。彼を一躍有名にしたのは『スプーン・リバー詞華集』(1915、改訂版1916)である。アメリカ中西部の架空の町スプーン・リバーの墓地に眠る240名ほどの死者たちが、それぞれに自分の過去を語るという設定のもとに、自由詩の形式で因襲的な田舎(いなか)町の生態を容赦なく描くこの長詩は、リアリズム文学の傑作として脚光を浴び、S・アンダーソンやS・ルイスの先駆となった。しかし彼がその前後に出版したおびただしい詩集はいずれも世間の注意をひくことができず、わずかに『人間リンカーン』(1931)でアメリカの自由をリンカーンがだいなしにしてしまったと論難して評判になった。
[酒本雅之]
『衣更着信訳『世界名詩集大成11 スプーン・リヴァ詞華集(抄)』(1959・平凡社)』
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