20世紀西洋人名事典 の解説
アーネスト・トーマス・シントン ウォルトン
Ernest Thomas Sinton Walton
1903.10.3 -
アイルランドの物理学者。
元・ダブリン大学教授。
ダンガーバン生まれ。
牧師の子として生まれ,各地を転々とした。ダブリン大学卒業後、1927年ケンブリッジ大学のキャヴェンディッシュ研究所のE.ラザフォードのもとで研究に携わる。’34年帰国後、ダブリン大学フェローになり’47年自然・実験哲学の教授。’74年に退官し、以降同大学名誉フェロー。この間’32年コッククロフトと共同で荷電粒子の高圧加速装置を考案し、リチウム原子核の変換に成功した。両者はこの業績により’51年ノーベル物理学賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報