20世紀西洋人名事典 の解説
アーネスト・O. ローレンス
Ernest Orlando Lawrence
1901.8.8 - 1958.8.27
米国の物理学者。
元・カリフォルニア大学放射線研究所所長。
サウス・ダコダ州カントン生まれ。
サウス・ダコダ、ミネソタ、シカゴの各大学で学び、1925年エール大学で学位を取得。’28〜30年カリフォルニア大学準教授となり、以後、’30年教授、’36年同大学放射線研究所所長。この間、’32年に粒子加速器サイクロトロンを発明後、以後、装置の改良、開発に尽力し、原子核、素粒子に関する研究を行い、多大な業績を残す。これらの研究により、’39年ノーベル物理学賞が贈られる。さらに、その後も研究を進め、’42年ウラン235の工業的分離に成功したほか、’54年粒子加速器ベバトロンを完成させる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報