20世紀西洋人名事典 「アーヴィングバビット」の解説
アーヴィング バビット
Irving Babbitt
1865 - 1933
米国の批評家。
元・ハーバード大学教授。
オハイオ州デイトン生まれ。
ソルボンヌ大等で学び、後、ハーバード大学教授としてフランス文学、比較文学を教える。倫理的批評「ニュー・ヒューマニズム」の旗手として活躍し、T.S.エリオットに大きな影響を与えた。19世紀から20世紀初頭にかけての感情主義的批判から、今日の知性主義に基づく批評への変換に大きな力を貸した先駆的存在であった。著書「文学とアメリカの大学」(1908年)、「新ラーオコーン」(’10年)、「ルソーとロマン主義」(’19年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報