百科事典マイペディア 「いいだもも」の意味・わかりやすい解説 いいだもも 東京都港区出身。本名飯田桃。府立一中,一高をへて1944年,東京帝国大学法学部入学,47年,首席で卒業し日本銀行に入るが,結核を患い退職。敗戦後に一高生を中心に同人誌《世代》を創刊したことが知られている。50年代から60年代にかけて,日本共産党に属して活動したが,65年除名処分を受ける。ベ平連,思想の科学研究会に参加。67年,共産主義労働者党を創立するが短期間で離脱し,以後は評論,作家活動に従事した。著書多数。主な著作に《斥候よ,夜はなお長きや》(61年,河出書房新社)《アメリカの英雄》(65年,河出書房新社)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「いいだもも」の解説 いいだ もも 1926-2011 昭和後期-平成時代の小説家,評論家。大正15年1月10日生まれ。戦後,共産党に入党し,昭和40年離党。思想の科学研究会,ベ平連運動などにかかわり,42年共産主義労働者党を結成。54年「季刊クライシス」創刊。新左翼運動の代表的な知識人として知られた。平成23年3月31日死去。85歳。東京出身。東大卒。本名は飯田桃。小説に「斥候(ものみ)よ 夜はなお長きや」,評論に「日本文化の方位転換」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by