イサルコ火山(読み)イサルコかざん(その他表記)Volcán Izalco

最新 地学事典 「イサルコ火山」の解説

イサルコかざん
イサルコ火山

Izalco volcano

中米エルサルバドルの太平洋岸にある成層火山。Santa Ana火山南麓約1,300mの地点噴気孔に主に1770年以降連続的噴火で生じた火山。高さは1866年に約1,825m, 92年に1,885m, 1951年に1,900m, 58年約2,000mに達した。1926年には熱雲も発生したが,その他はおだやかなストロンボリ式噴火アア溶岩流出することが多く,ときに激しい爆発を示す。溶岩山腹の放射状割れ目からの流出が多い。岩石は,かんらん石複輝石玄武岩が多い。1967年以降静穏。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「イサルコ火山」の意味・わかりやすい解説

イサルコ火山
いさるこかざん
Volcán Izalco

中央アメリカ、エルサルバドルにある安山岩質活火山標高1950メートル。1770年にサンタ・アナ火山(2181メートル)の寄生火山として誕生し、1966年までしきりに噴火を反復、それまでの地面との比高650メートル以上に成長した。以後は噴気活動だけで小康を保っている。世界でもまれな新火山で、噴火は爆発型だが、溶岩流や熱雲も生じやすく、よく被害を出した。

諏訪 彰]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イサルコ火山」の意味・わかりやすい解説

イサルコ火山
イサルコかざん
Volcán de Izalco

エルサルバドル西部にある活火山。標高 1830m。同国の最高峰サンタアナ火山 (2382m) の寄生火山で,その南に 1770年の噴火により形成された。その後もしばしば噴火し,その火煙は太平洋上の船からも望まれ,航行目印とされた。現在中央アメリカで最も活発な活火山の一つで,山体円錐形をなし,植生を欠くため黒い斜面をみせている。南西麓にイサルコの町がある。

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