イデオロジスト

百科事典マイペディア 「イデオロジスト」の意味・わかりやすい解説

イデオロジスト

カバニス,デステュット・ド・トラシーなど,フランスのいわゆる〈観念学派〉をいう。彼らは,とりわけコンディヤックの感覚論の影響下に観念の起源や特質を研究し,これをイデオロジー(観念学)と称した。イデオロギーの語源となったほか,ナポレオンによって同学派にはイデオローグ(〈空論家〉)なる蔑称も与えられた。
→関連項目感覚論|メーヌ・ド・ビラン

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関連語 ビラン 中川

改訂新版 世界大百科事典 「イデオロジスト」の意味・わかりやすい解説

イデオロジスト
idéologiste[フランス]

観念学派と訳す。命名者はデステュット・ド・トラシー。彼は感覚論の立場をおし進め,観念の感覚的起源,観念の特質,観念と記号との関係などの研究を目的とする新しい哲学を構想し,これをイデオロジーidéologie(観念学)と呼んだ。イデオロジストは,その研究者のことで,彼のほか,カバニス,ボルネ,ガラ,ドヌーらがこの学派に属する。なお,イデオローグidéologuesは,ナポレオンが彼らを軽蔑して呼んだ名で,〈空論家〉というほどの意味が込められていた。
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世界大百科事典(旧版)内のイデオロジストの言及

【カバニス】より

…ナポレオンの権力奪取を助けたが,のち彼と敵対した。イデオロジスト(観念学派)に属し,主著《身体と精神との関係》(1802)において,精神的事象は身体の生理的事象との関連において解明されるべきであると主張し,生理的心理学の創始者のひとりとなった。作家スタンダールに影響を与えた。…

※「イデオロジスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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