イノシトール三リン酸受容体(読み)イノシトールさんリンさんじゅようたい(その他表記)Inositol trisphosphate receptor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

イノシトール三リン酸受容体
イノシトールさんリンさんじゅようたい
Inositol trisphosphate receptor

小胞体からのカルシウムイオン(→カルシウム)の放出を調節している蛋白質(→レセプター)。IP3受容体,IP3Rともいう。異常行動を起こすマウスの P400と呼ばれる蛋白質の解析から発見され,イオンチャンネルであることが明らかとなった。カルシウムイオンは筋肉収縮など,種々の生命現象を制御する。受精の際,卵子(→卵細胞)にたどり着いた最初精子が卵子内に進入すると,卵子内のカルシウム濃度が急激に高まって他の精子が進入できなくなることも,この一例である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む