いや女(読み)いやおんな

朝日日本歴史人物事典 「いや女」の解説

いや女

生年生没年不詳
親鸞が寛元1(1243)年12月21日に書いた自筆譲状にみえる女性下人。親鸞から照阿弥陀仏に身代を取られて譲られ,照阿弥陀仏に召し使われたのち東女房に譲り渡された。この親鸞の下人いや女を巡っては,親鸞の娘覚信尼とする説などが生まれた。<参考文献>服部之総『親鸞ノート』,赤松俊秀『親鸞』

(細川涼一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android