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独航船 ドッコウセン

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デジタル大辞泉の解説

どっこう‐せん〔ドクカウ‐〕【独航船】

母船とともに出漁して漁獲を行い、それを母船に売り渡す小型の船。サケ・マス漁業カニ漁業などでみられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

どっこうせん【独航船】

母船に付属して漁業を行う漁船をいい,母船にのせずに日本の基地から漁場に独航することから生じた名称である。各種の母船式漁業には独航船が付属しているが,母船式捕鯨業においては捕鯨船(キャッチャーボート)とよばれている。母船式サケ・マス流し網漁業における独航船は1船団に43隻付属しているが,すべて124トン型である。船尾に大きな網置場を設け,前甲板に揚網機を備え,揚網した刺網は送網機を通して船尾におくられ,網さばき機により次の投網に備えて積み付けられる。

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大辞林 第三版の解説

どっこうせん【独航船】

母船会社と契約を結んで漁獲を行い、とったものを母船に売り渡す小型の船。北洋の母船式サケ・マス漁業、工船式カニ漁業などにみられる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

独航船
どっこうせん

母船式漁業(主務大臣の許可を必要とする指定漁業、漁業法第52条1項)を営む場合に、母船(船内に製造設備、冷蔵設備、その他の漁獲物処理設備を備えた船舶)に付属し、もっぱら漁獲物の採捕に従事して母船に漁獲物を供給することを目的とする漁船のうち、搭載漁船でないものをいう。母船式漁業に属してはいても、母船式カツオマグロ漁業の母船に搭載した漁船、また母船式捕鯨業に付属する捕鯨船はキャッチャーボートと称し、独航船とはよばない。
 独航船は母船と一体となって船団を組んで航行し、漁期中連続して操業を行う。漁場の選択、操業方法など操業に関しては船団としての統一した意志決定のもとで母船の指示により行う。独航船は漁獲物を母船に水揚げし、母船から燃油、食料、そのほか操業上必要な物資の補給を受ける。母船は根拠地的役割のみを分担して、漁獲物の処理と物資の補給を行う場合は漁業法上の母船式漁業の範囲には入らないが、一般にはこの場合も付属する漁船を独航船といった。
 漁業法上、独航船を伴う母船式漁業種目には、底引網漁業、捕鯨業、カツオ・マグロ漁業、サケ・マス漁業、カニ漁業などがあったが、海洋権益の保持、乱獲防止、資源管理などを目的とした排他的経済水域が設定され、母船式底引網漁業、母船式サケ・マス漁業および母船式カニ漁業はモラトリアム化(一時停止)され、他の漁業種目も禁止などで現在は行われていない。[嶋村哲哉・添田秀男・吉原喜好]

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