ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イラモ」の意味・わかりやすい解説 イラモStephanoscyphus racemosus 刺胞動物門鉢虫綱冠クラゲ目エフィラクラゲ科。根もとから不規則に分枝した高さ 1cm,幅 10cmほどの群体をつくる。各個虫はじょうぶな外鞘に包まれ,外鞘の外に多数の細かい触手からなる触手冠を出す。触手に触れると,強い刺胞毒(→刺胞)のために非常に痛く,炎症を起こして数週間も不快なかゆみが続く。群体は干潮線付近の岩や石の上に付着していて,沖縄,紀伊半島などに分布する。(→クラゲ,刺胞動物,鉢虫類,無脊椎動物) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「イラモ」の意味・わかりやすい解説 イラモいらも / 苛藻 腔腸(こうちょう)動物門ハチクラゲ類のエフィラクラゲのポリプ世代の俗称。ハチクラゲ類のポリプとしては大形の群体をつくり、浅海の岩などに付着する。触手にある刺胞毒が強く、人間が触れると強い痛みを感ずる。[山田真弓][参照項目] | エフィラクラゲ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by