20世紀西洋人名事典 「イヴァンバソフ」の解説
イヴァン バソフ
Ivan Minchov Vazov
1850 - 1921
ブルガリアの作家,社会運動家。
元・ブルガリア文部大臣。
ソポト生まれ。
裕福な商家に生まれ、商業勉強で行ったルーマニアで民族解放運動に参加。以後啓蒙活動と亡命生活を続け、1878年オスマン・トルコの支配から解放されると活発な文学活動を展開、詩集「旗とグーラス」(1876年)、喜劇「ミハラキ・チョルバジィ」(1882年)、短編「ブルガリアの女」(1899年)等あらゆる分野で文才を発揮し、特に「くびきの下で」(1890年)は世界文学の古典に数えられ、国民文学の父と呼ばれた。又、文部大臣も務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報