ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィテロ」の意味・わかりやすい解説
ウィテロ
Witelo
[没]1275
ポーランドのスコラ哲学者。パドバで学ぶ。新プラトン的な光の形而上学を展開し,さらに光への関心はイブヌル・ハイサム (アルハゼン) の説に基づく光学論である主著"Opticae thesaurus"をも生んだ。このなかで彼は知覚作用は感覚的所与に精神の判断が加わって初めて成立するとした。
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