20世紀西洋人名事典 「ウィリアムセラーズ」の解説
ウィリアム セラーズ
William Sellers
1824 - 1905
米国の機械技術者,実業家。
元・ミッドバル鋼鉄会社社長。
叔父の機械工場での修業後、1848年フィラデルフィアにE.バンクロフトと工作機械工場を設立し、’56年には同社社長。’68年にエッジムーア製鉄会社を創立、さらに’73年にはミッドバル鋼鉄会社の社長も兼任。ブルックリン橋の架設など鉄鋼材部門での活躍のほか、ボイラー、水圧機、プレスなど各種の工作機械の改良を行い、100余りの特許を得た。また、’64年に発表した「セラーズねじ」はアメリカの標準ねじ方式として広く普及し、セラーズの会社は19世紀後半アメリカ最大の機械メーカーとなった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報