20世紀西洋人名事典 「ウィルヘルムクラーグ」の解説
ウィルヘルム クラーグ
Vilhelm Krag
1871.(1877.説あり) - 1933
ノルウェーの作家。
クリスティアンサン出身。
トーマス・クラーグの弟で、20歳で詩集を発表し、文壇にセンセーションを巻き起こす。デビュー作「ファンダンゴ」はスペイン舞踊のエキゾチックな気分のなかに、時代への不安、ペシミズムを混在させ、写実主義とは別の方向性を示し、新浪漫主義の到来を感じさせた。多作家で作品は詩集「西ノルウェー歌謡う」のほかに随筆、小説などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報