20世紀西洋人名事典 「ウィルヘルムルー」の解説
ウィルヘルム ルー
Wilhelm Roux
1850.6.9 - 1924.9.15
ドイツの動物学者。
元・ハレ大学教授。
イェーナ生まれ。
最初イェーナ大学で哲学を学び、兵役で中断、のち医学部に再入学。1878年医学博士号取得。1879年ライプチヒ大学衛生学助講師、1880年ブレスラウ大学発生学講師、1886年同大助教授、1888年同大学教授を歴任。その後インスブルック大学、ハレ大学で解剖学教授を務める。実験発生学の思想と方法論の確立に貢献した。1895年「発生力学雑誌」を創刊する。著書に「生物体の発生機構学のプログラムと研究法」(1897年)他がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報