ウィーンの森(読み)ウィーンノモリ

デジタル大辞泉 「ウィーンの森」の意味・読み・例文・類語

ウィーン‐の‐もり【ウィーンの森】

《Wienerwald》オーストリアの首都、ウィーンの西部郊外に広がる森。実質的にはアルプス山系の最北端に相当する山で、面積は約1250平方キロメートル。ヨハン=シュトラウスの名曲「ウィーンの森の物語」で知られる。市民の行楽地としても人気が高い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウィーンの森」の意味・わかりやすい解説

ウィーンの森
うぃーんのもり
Wienerwald

ヨーロッパ・アルプス北東端の山地で、オーストリアの首都ウィーンの郊外にある。アルプス北部特有のフリッシュ(砂岩)帯に属するが、一部南東部は石灰岩からなる。最高峰はシェップル山(890メートル)。西はグローセ・トゥリン川、北はトゥルナーフェルト川とドナウ川、東はウィーン盆地、南はトリースティングとゲルゼンの両河川で境される。北東部はウィーン市域に属し、高原自動車道が通じており、ウィーン市民の別荘地、散策地となっている。東斜面にはブドウ畑、北斜面は牧草地の散在するブナ林、南斜面はマツ林である。ここは長らく保護林、禁猟区であったため、豊かな自然が残っている。

[前島郁雄]

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世界大百科事典(旧版)内のウィーンの森の言及

【都市林】より

…したがって都市林は〈都市の生活圏域にあって,自然的レクリエーション機能を介して市民生活と深いかかわりあいをもつ公有林〉(高橋理喜男)ということができる。このような都市林のなかで長い歴史をもつ代表的なものに,グリューネワルトGrünewald(ベルリン),アイレンリーデEilenriede(ハノーファー),ウィーンの森Wienerwald,エッピング・フォレストEpping forest(ロンドン)などがある。【井手 久登】。…

※「ウィーンの森」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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