現代外国人名録2016 「ウェインショーター」の解説
ウェイン ショーター
Wayne Shorter
- 職業・肩書
- ジャズ・テナーサックス奏者,作曲家,編曲家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1933年8月25日
- 出生地
- ニュージャージー州ニューアーク
- 学歴
- ニューヨーク大学卒
- 受賞
- グラミー賞(最優秀インストゥルメンタル楽曲賞,第30回・40回・46回)〔1987年・1997年・2003年〕,グラミー賞(最優秀ジャズインストゥルメンタルグループ賞,第37回)〔1994年〕,グラミー賞(最優秀ジャズコンテンポラリーアーティスト,第39回)〔1996年〕,グラミー賞(最優秀ジャズインストゥルメンタルアーティスト,第42回)〔1999年〕,グラミー賞(最優秀ジャズインストゥルメンタル作品賞,第46回)〔2003年〕
- 経歴
- 高校時代からジャズに惹かれ、17歳よりテナーサックスを演奏。大学時代、ナット・フィップス楽団で演奏する傍ら、作曲も始める。1956〜58年ブルーノートで認められ、’59年ジョー・ザビヌルと出会い、ともにメイナード・ファーガソン楽団に参加したのち、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに移り、ミュージカル・ディレクター兼テナー奏者として活躍。同年初のリーダーアルバム「イントロデューシング」を発表。’64年「ナイト・ドリーマー」でソロデビュー。同年マイルス・デービスのクインテットに加わり、「イン・ア・サイレント・ウェイ」「ソーサラー」「ビッチズ・ブリュー」といった名盤を録音、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスらとともにマイルスの黄金時代を支える。’70年ザビヌルらとともにウェザー・リポートを結成、「ブラック・マーケット」「ヘビー・ウェザー」「ナイト・パッセージ」など、来るべきフュージョンの時代を指し示す作品を多数発表。’86年同バンドの解散後、ソロに移行。また、ハンコックのV.S.O.P.クインテットでも活動、’92年同バンドでライブ・アンダー・ザ・スカイに参加。2001年ブライアン・ブレイドらと新たなクインテットを結成、同年及び2002年に来日、2007年にはハンコック、ロン・カーター、ジャック・デ・ジョネットといった往年のマイルス・クインテットを支えたメンバーで来日公演を行う。代表作に「ネイティブ・ダンサー」「アトランティス」「ファントム・ナビゲイター」「アレグリア」「ビヨンド・ザ・サウンド・バリア」、アルバム「ナイト・ドリーマー」(1964年)、「ウィズアウト・ア・ネット」(2013年)などがある。グラミー賞を度々受賞。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報