ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウォットン」の意味・わかりやすい解説
ウォットン
Wotton, Sir Henry
[没]1639.12. イートン
イギリスの詩人,外交官。オックスフォード大学に学び,1595年エセックス伯の秘書として外国情報の収集にあたるが,1604年以後,ベネチア駐在大使をはじめ外交使節として活躍。 24~39年イートン校の校長をつとめた。詩人ダンの親友で I.ウォルトンの釣り仲間。後者によるウォットンの小伝は,『汝,夜の星屑よ』 You meaner beauties of the nightなど珠玉の抒情詩を含む『ウォットン遺稿集』 Reliquiae Wottonianae (1651) に収められている。いとこのエドマンド・ベーコンにあてた手紙 (13.7.2.) は,シェークスピアの劇場,グローブ座焼失の模様を伝えて貴重である。
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