20世紀西洋人名事典 「ウォルタークレーン」の解説
ウォルター クレーン
Walter Crane
1845.8.15 - 1915.3.14
英国のデザイナー,絵本作家,画家。
元・美術工芸協会の初代会長,元・王立美術工芸学校校長。
リバプール生まれ。
13歳で木版画家リントンの弟子となる。1877年現代絵本の基礎といわれる「幼子のオペラ」などで名声を確立。後年はW.モリスらと組んで壁紙、陶器、テキスタイルなどのデザイン分野で活躍し、1888年発足した美術工芸協会の初代会長となり、王立美術工芸学校の校長をつとめ、英国美術界に影響を与えた。著作に「デザインの基礎」(1898年)、「ある芸術家の回想」(1896年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報