20世紀西洋人名事典 「ウォルターショットキー」の解説
ウォルター ショットキー
Walter Schottky
1883.7.23 - 1976.3.4
スイスの物理学者。
元・ロストク大学教授。
チューリヒ生まれ。
トランジスター登場以前の半導体研究をリードしたパイオニアの一人で、ベルリン大学でM.プランクのもとで学び、ロストク大学教授を経て、1927年ジーメンス・ウント・ハルスケ会社顧問となる。この間、’15年には真空管の熱電子放射に及ぼすプレート電圧に関してショットキー効果を発見、また、半導体、金属の接触を研究し’39年頃にショットキーバリヤー理論、拡散整流理論を提唱した。彼の業績は、固体格子のショットキー欠陥、ショットキーダイオードなどに名を残した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報