デジタル大辞泉 「ショットキー効果」の意味・読み・例文・類語 ショットキー‐こうか〔‐カウクワ〕【ショットキー効果】 高温の金属や半導体から熱電子が放出される熱電子効果において、強い電界を与えることで、より熱電子が放出されやすくなる現象。ドイツの物理学者W=ショットキーが発見。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
法則の辞典 「ショットキー効果」の解説 ショットキー効果【Schottky's effect】 金属の熱電子放出において,金属を高い負電位に保つと,熱電子放出が著しく増加する現象をいう.これは金属外部の電場によって,金属の仕事関数が変化して,見かけ上減少するためであり,飽和電子流は に従って,電位差 E とともに増大する. ただしここで is は電界をかけていない場合の飽和電子流,ε は電気素量,k はボルツマン定数,T は絶対温度である.真空管の場合には熱電子が放出されるわけであるが,冷陰極の放電管などではこのショットキー効果によって電子が放出されることになる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報