ショットキー効果(読み)ショットキーコウカ(その他表記)Schottky's effect

法則の辞典 「ショットキー効果」の解説

ショットキー効果【Schottky's effect】

金属の熱電子放出において,金属を高い負電位に保つと,熱電子放出が著しく増加する現象をいう.これは金属外部の電場によって,金属の仕事関数が変化して,見かけ上減少するためであり,飽和電子流は

に従って,電位差 E とともに増大する.

ただしここで is は電界をかけていない場合の飽和電子流,ε は電気素量k はボルツマン定数,T は絶対温度である.真空管の場合には熱電子が放出されるわけであるが,冷陰極の放電管などではこのショットキー効果によって電子が放出されることになる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む