20世紀西洋人名事典 の解説
ウォルター・ブラッドフォード キャノン
Walter Bradford Cannon
1871 - 1945
米国の生理学者。
元・ハーバード大学教授。
大学卒業後、生理学の創始者ボウディッチの下で研究を行い、1906〜42年まで母校の教授を勤める。1896年X線と造影剤を用い消化器の形態変化の観察に成功し、また消化活動が情緒と深い関係にあるとして1923年情緒に関する視床説を主唱した。さらに生体の恒常状態の保持に関してのホメオスタシスの概念を打ち出す。著書に「からだの知恵」(’32年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報