ウシクサ(読み)うしくさ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウシクサ」の意味・わかりやすい解説

ウシクサ
うしくさ / 牛草
[学] Schizachyrium brevifolium (Sw.) Nees ex Büse
Andropogon brevifolius Sw.

イネ科(APG分類:イネ科)の小形の一年草。稈(かん)は基部から盛んに分枝して直立し、高さ10~40センチメートル。葉は広線形で先が鈍く、葉鞘(ようしょう)は扁平(へんぺい)。8~11月に葉腋(ようえき)から花序を出す。小穂は2小花をもち、一つは有柄一つは無柄、対(つい)になって花序の節について、ともに芒(のぎ)をもつ。成長すると全体が赤褐色に変色する。本州から沖縄の湿地に群生し世界の暖地に広く分布する。

[許 建 昌 2019年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む