ウスティカ島(読み)うすてぃかとう(その他表記)Ustica

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウスティカ島」の意味・わかりやすい解説

ウスティカ島
うすてぃかとう
Ustica

イタリア南部、シチリア自治州パレルモ県に属し、パレルモ北方67キロメートルのティレニア海上に浮かぶ楕円(だえん)形の島。面積8.09平方キロメートル。島の経済漁業農業で支えられ、近年観光業が盛んになってきているが、所得が低いため出稼ぎも多い。島内の集落地は北東部にあるウスティカ(人口1330。2001国勢調査速報値)のみである。

[堺 憲一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウスティカ島」の意味・わかりやすい解説

ウスティカ島
ウスティカとう
Isola di Ustica

イタリア南西部,シチリア島北方の小火山島。シチリア州パレルモ県に属する。最高点 239m。海岸洞窟が多い。中世にはサラセン人が占領したが,たび重なる海賊襲撃のため,18世紀まで無人島であった。ブドウ栽培と漁業が中心。面積約 8km2。人口約 1000。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む