デジタル大辞泉 「ウダイヤのカスバ」の意味・読み・例文・類語 ウダイヤ‐の‐カスバ 《Kasbah des Oudayas》モロッコの首都ラバトにあるカスバ。旧市街の北側、ブーレグレグ川の河口に面する。12世紀にムワッヒド朝のヤークーブ=アル=マンスールが築いた城壁を利用し、17世紀にアラウィー朝のムーレイ=ラシッドによって建造された。内部にアンダルシア風の庭園がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「ウダイヤのカスバ」の解説 ウダイヤのカスバ【ウダイヤのカスバ】 モロッコの首都ラバトにある、17世紀にムーライラシッドにより建設された城塞地区。メディナの北、ブーレグレグ川の河口にある。18世紀にウダイヤ・アブフ族の軍隊を駐屯させたことが名称の由来である。12世紀のムワヒド朝時代の建設で、城壁に囲まれ、内部には迷路のような路地があり、現在は白い壁の民家が集まっている。敷地内には、公園になっている「ウダイヤ庭園」や、民族楽器やベルベル人の風俗を展示する「ウダイヤ博物館」などがある。◇「カスバ」はもともとアラビア語で「砦」の意味。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報