ウチワサボテン(読み)うちわさぼてん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウチワサボテン」の意味・わかりやすい解説

ウチワサボテン
opuntia; prickly pear

サボテンのなかで,茎がうちわ状に平たい楕円形の茎節になる群の総称で,高さ数mに達する種類もある。オプンチア属 Opuntiaの約 300種をはじめ数属の植物メキシコを中心に分布しているが,寒さに強い種もあり分布は広い。そのうちの1種 O. tunaは甘ずっぱい果実食用にするため栽培され,また飼料にも用いられる。一般では観賞用によく栽培される。

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改訂新版 世界大百科事典 「ウチワサボテン」の意味・わかりやすい解説

ウチワサボテン

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世界大百科事典(旧版)内のウチワサボテンの言及

【サボテン】より

…代表種はモクキリンPeireshia aculeata (Plum.) Mill.(イラスト)。ウチワサボテン亜科は7属450種からなり,茎はウチワ型以外に棒状や球型もあるが,通常,稜はない。生長の初期には小さな肉質の葉があり,通常のとげ以外にさわると抜ける芒刺(ぼうし)glochidをもつ。…

※「ウチワサボテン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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