日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウリノキ科」の意味・わかりやすい解説 ウリノキ科うりのきか[学] Alangiaceae 双子葉植物、離弁花類。小高木。葉は単葉で掌状脈をもち、掌状に裂けるものもある。集散花序に多くの花がつく。花は両性で放射相称、花弁は4~10枚、線形で外側に巻いている。雄しべは花弁と同数か2~4倍。子房は下位、2室で各室に上部から下垂する1個の胚珠(はいしゅ)がある。果実は1個の種子をもつ液果。2属30種ほど知られ、熱帯から温帯に分布する。日本にはウリノキ属2種が野生する。ミズキ科に類縁があると考えられる。[山崎 敬 2021年3月22日] APG分類ではミズキ科に統合され、ウリノキ科は消滅した。[編集部 2021年3月22日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例