ウルストン(その他表記)Woolston, Thomas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウルストン」の意味・わかりやすい解説

ウルストン
Woolston, Thomas

[生]1670. ノーサンプトン
[没]1733.1.27. ロンドン
イギリスの神学者,理神論者,論争家。ケンブリッジ大学に学ぶ。 1691年同大学フェロー (特別研究員) 。オリゲネスの研究から聖書の比喩的解釈へと進んだ。 1721年精神錯乱を理由にフェローの職を解かれた。晩年,聖書解釈が原因で裁判にかけられ,獄中で死んだ。主著『復活せるユダヤ人と異邦人に対するキリスト教真理のための古き弁証論』 The Old Apology for the Truth of the Christian Religion Against the Jews and Gentiles Revived (1705) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android