エイド分析(読み)Automatic Interaction Detector analysis(英語表記)AID analysis

DBM用語辞典 「エイド分析」の解説

Automatic Interaction Detector analysis【エイド分析 AID analysis】

AIDデータベースマーケティングでよく利用される分析方法である。オートマティックインタラクションディレクター略称であるが、多変数を当てはめて集合を作っていく簡単な方法である。2変数以上を相互関係(インタラクション)させて値を計算する。この方法は、データベースがあれば専門家の介入を必要とせず、ある程度の非定形情報を取り出す事ができる。下図は、AIDのひとつの例である。10万件の顧客数があり、今月のプロモーション反応が3%であったとする。年齢でその反応率がどう違うかを知りたいとする。30歳以下の条件を入れる。30歳以下12,000人で購入率は3.9%であった。では、30歳以下の12,000人が独身既婚ではどうなっているか。独身の顧客は7,000人で3.3%の購入、既婚の顧客は5,000人で4.8%の購入であった。このように、変数にある条件を入れてその条件のグループの数値を取り出す分析である。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android