エクメア(英語表記)Aechmea; aechmea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エクメア」の意味・わかりやすい解説

エクメア
Aechmea; aechmea

パイナップル科エクメア属の総称。熱帯アメリカに 150~180種が分布する。自生地では木や岩上に育つ着生植物。葉や花序の美しい種類が多く,パイナップル科の植物のなかでは,観賞用に最もよく栽培される。線形の葉が巻重なるように根出してそり返り,その中心から花茎を伸ばして穂状または円錐花序をつける。多くは花序が色鮮かな包で彩られ,葉にもしばしば斑 (ふ) が入る。最も一般的な種はエクメア・ファッシアタ A.fasciataで,淡桃色の美しい包が長期間観賞できる。一般に鉢植えで育てる。春から夏にかけては戸外で育て,冬は室内で5℃以上に保つ。夏の生長期には十分に水やりし,葉のつけ根の筒状部にも水をためる。冬は乾燥ぎみに管理する。

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