現代外国人名録2016 「エステラレオポルド」の解説
エステラ レオポルド
Estella Leopold
- 職業・肩書
- 花粉学者,環境保全活動家 ワシントン大学生物学部名誉教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1927年1月8日
- 本名
- レオポルド,エステラ・ベルゲレ〈Leopold,Estella Bergere〉
- 学歴
- ウィスコンシン大学植物学専攻〔1948年〕卒,カリフォルニア大学バークレー校大学院植物学専攻〔1950年〕修士課程修了
- 学位
- 博士号(植物科学,エール大学)〔1955年〕
- 資格
- 米国科学アカデミー会員〔1974年〕, 米国芸術科学アカデミー会員〔1992年〕
- 受賞
- コスモス国際賞(日本,第18回)〔2010年〕
- 経歴
- 1955年米国地質学調査研究所古生物・地質層位学部門研究員、’67年コロラド大学助教授、’76年ワシントン大学教授、2000年同名誉教授。父は花粉学者であり環境保全活動の先駆者、アルド・レオポルドで、全員が科学者になった5人きょうだいの末娘。父が提唱した、人間も生態系の一員で、土壌や水、動植物を含めた共同体の保全が必要だとする“土地倫理”という考えを継承し、自らの活動の信念として米国各地の自然保護活動に従事。グランドキャニオンでの水力発電用ダム建設計画を市民団体と協力して阻止したり、1980年のセントヘレンズ山の噴火で約600平方キロの森林が消失した際は、その後の自然環境の回復を促すため、国定公園に設定して保全することを主張、実現させた。2010年第18回コスモス国際賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報