エチレンイミン(読み)えちれんいみん(その他表記)ethyleneimine

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エチレンイミン」の意味・わかりやすい解説

エチレンイミン
えちれんいみん
ethyleneimine

イミン一つアジリジンともいう。強いアンモニア臭をもつ液体

 2-クロロエチルアミン、または2-アミノエチル硫酸を水酸化ナトリウムと反応させて得られる。重合しやすい。水と混じり合う。合成樹脂接着剤などの製造に用いられる。毒性が強く、目、皮膚粘膜を刺激する。

山本 学]


エチレンイミン(データノート)
えちれんいみんでーたのーと

エチレンイミン

 分子式 C2H5N
 分子量 43.07
 融点  -78℃
 沸点  55~56℃
 比重  0.8321(測定温度24℃)
 屈折率 (n)1.4123

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改訂新版 世界大百科事典 「エチレンイミン」の意味・わかりやすい解説

エチレンイミン
ethylenimin

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化学辞典 第2版 「エチレンイミン」の解説

エチレンイミン
エチレンイミン
ethyleneimine

[同義異語]アジリジン

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のエチレンイミンの言及

【アジリジン】より

エチレンイミンethylenimin,アザシクロプロパンazacyclopropaneとも呼ばれる。アンモニアのようなにおいのする無色透明の液体。…

※「エチレンイミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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