20世紀西洋人名事典 「エドゥアルトベネシュ」の解説
エドゥアルト ベネシュ
Eduard Beneš
1884.5.28 - 1948.9.3
チェコスロバキアの政治家。
元・チェコスロバキア大統領。
ベーメン(ボヘミア)生まれ。
1909年プラハ商業専門学校教授となり、第一次世界大戦中はマサリクらとともに独立運動の指導者となる。’15年西欧に亡命し、独立後の’18〜35年に外相を務め、この間’21〜22年には首相も兼任。’35〜38年には大統領を務める。また、国際連盟において小国の利益の代弁者として活躍し、連盟の強化を提唱。’38年のミュンヘン会議後、ロンドンに亡命し、翌’39年に亡命政権を樹立する。’45年の祖国解放と同時に帰国し、再び大統領となるが、’48年の共産党による政権掌握後、大統領を辞任。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報