20世紀西洋人名事典 「エマニュエルテレー」の解説
エマニュエル テレー
Emmanuel Terray
1935 -
フランスの経済人類学者。
社会科学高等研究院教授,同研究院アフリカ研究センター所長。
哲学を高等師範学校で学び、哲学の教授資格をとった後、人類学に転じる。1964年から’68年コートジボワールのディダ族とアカン族のギャマン社会を調査。’69年「”未開”社会を前にしたマルキシズム」でマルクス主義人類学の第一人者となるが、のちこれを否定する立場をとる。植民地化以前のアフリカの奴隷性と国家の起源について関心を持つ。フランス歴史人類学を代表する研究者である。主な著書に、「primitives」(’69年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報