現代外国人名録2016 「エマニュエルトッド」の解説
エマニュエル トッド
Emmanuel Todd
- 職業・肩書
- 人口学者,歴史学者,社会人類学者 フランス国立人口統計研究学研究所研究員
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1951年
- 専門
- 歴史人口学
- 学歴
- パリ政治学院卒
- 学位
- 歴史学博士(ケンブリッジ大学)
- 経歴
- 1976年ソビエト体制の内部崩壊を宣言した予言的著書「最後の崩落」を発表。歴史人口学を駆使した若手の旗手として、’83年「第3の惑星―家族構造とイデオロギー・システム」を発表。全く新しい人類学的手法による成果を呈示し、フランス・ジャーナリズム界で賛否両論を巻きおこす。その後7年の作業を経て、’90年より練り上げられた成果を「新ヨーロッパ大全〈Ⅰ・Ⅱ〉」として発表、フランスの各紙誌、テレビで話題となり、ベストセラーとなる。2002年米国同時多発テロ事件をきっかけに米国の脆弱性をテーマとした「帝国以後―アメリカ・システムの崩壊」を発表、金融危機を予言したとして世界的なベストセラーとなった。他の著書に「Le Fou et le prolétaire」(1979年)、「L’Invention de la France」(’81年)、「L’Enfance du monde」(’84年)、「La Nouvelle France」(’88年)、「移民の運命」(’94年)、「経済の幻想」(’98年)、「世界の多様性」、「デモクラシー以後」、「自由貿易は、民主主義を滅ぼす」などがある。2004年、2007年、2010年来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報