20世紀西洋人名事典 「エミールブルンナー」の解説
エミール ブルンナー
Emil Brunner
1889.12.23 - 1966.4.6
スイスの神学者。
元・チューリヒ大学教授,元・チューリヒ大学総長,元・国際基督教大学教授。
ウィンテルトゥール生まれ。
別名Emil Heinrich〉 エーミール・ハインリヒ〈Brunner ブルンナー。
チューリヒ大学で学び、1924年からチューリヒ大学組織神学と実践神学の教授。弁証法神学の運動に参加し、シュライエルマハーを批判した「神秘主義と言葉」(’24年)を発表。自然神学の可否をめぐり、バルトと論争し、神と人間の結合点として理性を認めた「自然と恩寵」(’34年)を刊行。その後度々バルトと論争した。実践的宣教活動にも熱心で、’53〜55年来日し、国際基督教大学教授として教鞭を取り、広い影響を与えた。著書に「神秘主義と言葉」(’24年)、「出会いとしての心理」(’38年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報