20世紀西洋人名事典 「エミールブレイエ」の解説
エミール ブレイエ
Emile Bréhier
1876 - 1952
フランスの哲学史家。
古代哲学の研究によって博士号を取得後、レンヌ大学等を経て、1919年以来パリ大学で哲学を講義する。ギリシア哲学のプロティノスやフィロン、19世紀のドイツ観念論哲学者シェリング等を個別研究を行い、哲学史を抽象的観念の必然的発展としてではなく、哲学の内面的理解を目ざし、創造的直観の自由な運動して捉えた。第一次大戦に従軍し左腕を失う。著書「哲学史」7巻(’26〜32年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報